他大学の講義が無料で受けられる?!今話題のMOOC(ムーク)とは?

志望校で自分の興味のある分野について学びたい!そう思っても近くに大学がなかったり、大学に行く余裕がなかったり、いざ大学に行っても思っていた内容を学ぶことができないといった場合があります。学ぶ意欲は大いにあるのに学ぶ環境がない…
今回はそんな多くの方の悩みを解決するかもしれない、パソコンとインターネット環境さえあればどこでも誰でも原則無料でオンライン授業が受けられるサービスMOOC(ムーク)について解説します。
私もつい最近知ったこのサービス、MOOC(ムーク)がもっと世間に広がれば、これからの教育の可能性が飛躍的に拡大することでしょう。

MOOC(ムーク)とは?
MOOC(Massive open online course)は、インターネットを利用した大規模なオンライン授業を意味します。
MOOCの場合、ほとんどすべての講義は年齢・性別・学歴などに関係なくだれでも受講することができます。講義の提供元の多くは国内外の有名大学や研究機関であり、質の高い講義を無料または低額で受けることができます。スタディサプリの大学版みたいなものですね。たいていの講義は専門知識が少ない人でも内容を理解できるよう構成されています。ですので、少しでも興味を持った内容の講義を見つけたらとりあえず受講してみるのもいいでしょう。
MOOCの強み
MOOCを活用すれば、わざわざ留学や上京をしなくても一流大学の講義を低コストで受講することができます。学習意欲さえあれば、世界中のあらゆる教育を受けることも不可能ではありません。
現役の大学生はもちろん、社会人・主婦・高齢者や健康上の問題で通学が難しい人も、MOOCによって上質な学びが得られるチャンスを獲得できます。また、大学を卒業してから過去に学んだことを学び直したり、さらに深く学んだりしようと思ったときにもMOOCが役に立ちます。このように、MOOCは生涯学習のツールとして活用することができるでしょう。
MOOCのメリット
・利用者(受講者)や場所を選ばない
一般に、大学で学ぼうと思ったらその大学の入試に合格しなければなりません。しかし、MOOCには(一部の講座は受講前条件が定められているが)入試はなく、ネット環境と端末と本人の学習意欲さえあれば誰でも気軽に学ぶことができます。
・実際に大学で学ぶよりもコストが安い
MOOCの講義は、ほとんど無料で受講することができます。一部有料の講義もありますが、大学に入学して学ぶよりもずっと低コストです。また、経済的理由から大学進学をあきらめざるを得ない人にとって、MOOCは大きな学びのチャンスになるはずです。
・講義のバリエーションが多く、興味のある講義だけを選択できる
MOOCでは様々な分野の講義が公開されています。中には、プログラミング学習や音楽レッスンのように趣味の延長感覚で楽しめるものもあります。
社会人や主婦の中には、学びたいという意欲はあるものの仕事や家事・育児などが忙しく、学習時間を確保することができないという人が多いと思います。興味のある講義だけを選んで受講できるMOOCなら、忙しい人でも学習時間を確保しやすくなるでしょう。
・言語の壁を越えやすい
海外の大学で学びたい日本人にとって、しばしば言葉の壁は大きな問題となります。反対に、日本の大学で学びたい外国人にとっても同じことが言えます。
一部のMOOC講座では、動画配信中に日本語字幕を表示することができます。字幕がつくことで、言葉の壁を気にせず自由に学ぶことができます。また、外国語スキルを上げるために敢えて字幕を表示しないで講義を受ける人もいます。
特に英語圏のMOOCではさまざまな言語の話者による受講が想定されており、レポートなどを評価する際は英語の上手下手ではなく内容を重視することが定められています。たとえ英語表現が上手でなくても講義内容をしっかり理解できていると判断されれば、良い評価をもらえるでしょう。
・一部の講座では、修了証明書を発行してもらえる
MOOCでは、一定の条件を満たせば修了証明書を発行してもらえることがあります。MOOCの修了証明書は大学・研究機関の公式な証明書であり、発行を受けるためにはしっかりした本人確認が必要なので、信頼性の高い書類と言えます。発行された修了証明書は、SNSで公開したり履歴書などに添付したりして活用できます。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座MOOCのデメリット
・ほかの学習者の気配を感じにくい
ひとりで学習していると、自分から積極的に教授や他の学習者と交流しない限り他者からの刺激を受けることができません。そのため、途中でモチベーションが下がって学習を投げ出してしまう人もいます。
・無料なことがモチベーションの低下につながる
多くのMOOC講座は無料で受けられますが、それがかえってデメリットとなってしまうことがあります。普通の大学や通信教育と違って「せっかく授業料を払ったのだから途中で投げ出せない」という制約がないことも、モチベーション低下の要因となり得るからです。
しかし、今後の技術発展によってこうしたMOOCのデメリットは解消されるかもしれません。例えば、MOOCの講義にVRを取り入れることで大勢の生徒がいる講義室で講義を受けている気分を味わうことができ、他者からの刺激を感じることで学びのモチベーションを保ちやすくなるかもしれません。
MOOCを導入している主な大学
・ペンシルバニア大学(アメリカ)
・フローニンゲン大学(オランダ)
・中央音楽学院(中国)
・筑波大学(日本)
・大手前大学(日本)
これから
MOOCは、インターネット環境と端末さえあれば誰でもどこでもオンライン講義を受けられる教育システムです。国内はもちろん、海外の大学の講義も受講でき、講義によっては日本語字幕を付けることもできるので、言葉の壁や地理的・経済的・時間的制約にとらわれずに学ぶことができます。
ほとんどの講義は現役の学生はもちろん社会人・主婦・高齢者でも気軽に受講できるため、生涯学習のツールとしてMOOCを役立てることもできます。日本国内ではまだあまり知名度が高くないMOOCですが、これからの教育の可能性を拡大することが期待されています。
ぜひ一度試してみてください!






